1月15日に実施したコラボオンライン質問会(駒場苑・坂野施設長×銀木犀・曽木施設長)の様子を複数回に分けてレポートします。

今回は「特養を少しでもよくするために、何から着手していくべきか?」という質問にお答えしました。 早速明日から取り組めるような、実践的なアドバイスを聞くことができました。

以下が主な内容ですが、雰囲気を知りたい方は是非動画もご覧ください。

今回のポイント ①時間の捻出 ②施設側のメリットも含めた提案 ③SNSで意見発信の練習

〜動画9:33〜

坂野(駒場苑)

「介護度4〜5の重い方が多く入所する」という特養の性質をはっきりと理解することから始まると思います。

他の施設よりも圧倒的に身体的な介助に時間がかかるので、他の施設さんがやっていることをそのまま特養でやろうとしてもうまくいかない。

何をするにも時間の捻出がすごく大事。

駒場苑では、食事、排泄、風呂の介助は時間がかかるし、最も支援が必要な部分になるので最優先して丁寧に行い、それ以外は出来るだけ省くようにしています。 例えば、特養に一般的な「10時のお茶」「15時のおやつ」等のルーティンを省略し、出来るだけ自由なスケジュールにしています。

曽木(銀木犀)

一人でできることは本当に少ないので、一番大事なのは共感してくれる仲間を作ること。 できれば中間管理職以上の人を巻き込むことができれば、話は通りやすいと思います。

そして、提案の意義や施設へのメリットを説明できるようにすることが最初かなと思います。

例えば、私が以前にいた特養で、利用者さんが外に出られず閉じ込められている状態がすごく嫌だったんですね。とはいえ、利用者さんが行方不明になると困るという現実がある。 その中で、職員さんが必要物品を勤務中に買いに行っても良いというルールがあったので、その時に買い物をしたい利用者さんを連れて行くという提案をしました。 その時に、ブランディングや採用につながる等施設側へのメリットも示しました。

また、上司にも受け入れてもらいやすい伝え方も大事だと思います。

坂野: 私も介護職だった時に、上司への提案に気を使いましたね。 正しい提案も言い方次第で却下もされることもあるので、その塩梅が難しく苦戦した時期もありました。

私は上司をうまく巻き込むのが難しかったので、逆に自分が管理職になろうと思いました。 そういう道を選ぶのもありだと思います。

編集部: プレゼンの機会も少ない中で、伝える技術をどう磨いたら良いでしょうか?

曽木: 正論を伝えるのではなく成果を出すことが大事なので、相手の立場でどう聞こえるか考えることが重要だと思います。

SNSは自分の考えを発信する良い練習になると思います。 私は介護のことを2年間ぐらいツイッターで発信し続けているのですが、「どう読まれるだろう」「どんなリアクションがくるか」を意識するので、会社の中で自分が発言する練習にもなっています。

〜動画29:05まで〜

レポート#2「職員のモチベーションアップ」はこちらからご覧ください。