■中途未経験、無資格から、業務に従事することが可能な介護職

 前回は「毎年180,000人が未経験から介護職になっている」というデータをご紹介しました。

 その要因について、他の職種と比較して見ていきます。

(介護職は、福祉職・医療職の中で比較されることが多いので、看護師、保育士と比較します。)

人数のご紹介は、過去に一度しましたね。

その上で就業という視点から見られる一番の特徴は、未経験で資格がない状態から、中途の方が介護職として従事できるという点です。

 業界的にも、過去には資格をより重視することはあったようですが、直近においては人材不足の背景もあり、無資格の方を積極採用する施設も増えました。

これは、介護の仕事は誰でもできる、という意味ではないので、その辺りが難しいところではありますが、間口は誰にでも開いているという意味では、特徴的だと思います。

 また看護師は比較的高給のイメージがあると思います。

一方、過去にご紹介した様に、処遇改善の歴史と共に、介護職の給与も上昇してきました。

 もちろんそもそも従事する内容は全く違うので、安易に比較すべきては無い面もありますが、関心を持っていただくきっかけとして、ご紹介しました。

ぜひ福祉/医療分野で、既に社会人にはなったけれども、手に職を付けてやっていきたいという方は、介護職を選択肢に入れていただければと思います!

 今日はこれでおしまいです。