【カイゴ録 Vol.1 中編】入社2ヶ月で、周りの反対を突破して

前回、強い動機で介護業界に入った彩さんは、その施設で早々にいろいろな違和感を感じたとお話をされました✨ そこにどう関わっていったのか？教えてください😄

入職して2ヶ月目くらいで、ほぼほぼ独り立ちをし始めた夜勤の日です。当時、周りから面倒臭いと見られていた人がいました。叫んで、頭をかいて「寝かせて〜〜」といつも言う人です。自分が夜勤の日、他の人があまりいない19時くらいに、その人を起こしてみることにしました。

「なんで寝ているの？」と聞いたら「やることないし」と言ったんですよね。「じゃあ、カルタやる？」と聞くと、「カルタやる」と言ったので、やってみました。普通にカルタできるんですよね。「こんなことできるんだ」と思いました。むしろ「次いつやるの？？」という感じになり、次の日にみんなに「このおばあちゃんカルタできるよ」と伝えたんです。

みなさん驚いたでしょうね😄

職員は「できるの？？」という反応でしたが、日中にやってみたらできました。そこからは 「他にもできる事があるかも？」ということで、 編み物したり、歌歌ったり。途中からは、みんなでやるものだけではなく、一人でやることもできるようになりました。その方の息子さんも「こんなに元気になると思わなかった」と言われてました。

そうだったんですね〜✨ こういうのを推し進めている時の周りの反応はどんな感じでしたか？✨

「今までやってきたやり方なのに」とか、「怪我したらどうするの？」とか、「不穏になったらどうするの？」という感じでしたね。その人は、夜間はセンサーマットで、ポータブルトイレの人だったんですが、「カルタし出してから、センサー鳴るようになった」とか言われました。わたしは「昼間寝ているから、夜寝られないんでしょう」と思っていましたし、実際はセンサーのなる回数は減ったんですよね。一晩で1-2回まで。でも、数人の嫌いな職員の時はセンサーがなっていました。そうするとその人は 「自分が出勤している日にセンサーがなっている」と言い出したんです。

よくありそうな反応、ではありますね💦 それにはどう答えていたのですか？😅

それに対して、本当は良くなかったかもしれないけど、携帯でそのおばあちゃんの写真や動画を見せて「私のやっていることが100%正しいとは限らないけど、昼間に寝ながら叫ぶおばあちゃんと、この元気なおばあちゃん、どっちがおばあちゃん本人にとっていいと思いますか？」と伝えました。

強いですね💦