「死期が迫っているとわかってい時に、人生の最期をどこで迎えたいですか?」 と聞かれた時、あなたはどう答えますか?
日本財団(2021)の調査によると、およそ60%の人が「自宅で最期を迎えたい」と答えています。
出典:人生の最期の迎え方に関する全国調査結果(日本財団 2021年3月実施)https://www.nippon-foundation.or.jp/who/news/pr/2021/20210329-55543.html
自宅で過ごす高齢者の大きな助けとなるホームヘルパーですが、人手不足で厳しい状況が続いています。 グラフからもわかるように、近年の求人倍率はうなぎのぼりです。
出典:2020年8月厚生労働省「社保審-介護給付費分科会」よりhttps://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000660330.pdf
そこで、アウケアは会員の皆様を対象にアンケートを実施しました。 ホームヘルパー経験者/未経験者、合わせて37名の回答から見えてきた実情を紹介します。
・実施期間:2021年9月24日~28日 ・対象:アウケア登録会員 ・回答者数:37名 ・回答者属性: 現ホームヘルパー、ホームヘルパー経験者(現在はやっていない)、ホームヘルパー未経験者 ・主な質問内容: ホームヘルパーの経験有無 ホームヘルパーをやる前に感じていた不安 ホームヘルパーをやった上で感じる魅力 ホームヘルパーをやった上で感じる課題 など
※回答者には、統計として集計して開示する旨を許諾を取得しております。
働き始める前の不安
まず、在宅ケアを始める前に一番不安に感じていたことは…
①「1人で介護することが不安」27.3% ②「利用者の自宅に1人でいくことが不安」22.7% ③利用者との相性 22.7%
→「一人で自宅に行く不安」69.2%
④給料 18.2%
やはり、経験者の皆さんも、仕事を始める前は「一人」要素が大きな不安材料になっていたようです。
働いて感じた魅力
一方、実際に働いてみたからこそ分かる魅力を聞いてみると、
・利用者の家を通じて、その人を知ることができる ・利用者の家での生活を支えられる ・1対1の介護に集中できる ・1対1の介護を通じて得られる技術
上位はどれも「一人」で自宅に行くからこそのメリットなんです!
まだこんな課題が…
しかし、訪問介護の現場にはまだ課題も残っています。 アンケート回答によると…
・給料が低い ・情報共有が難しい ・在宅ケアなのに画一ケアになってしまう ・身体介護がほとんど無いため、習得した介護技術を生かせない
逆に言えば、1)安心して働ける環境と待遇、2)介護技術を生かせる現場 の二つがあれば、本当に魅力的な働き方ができるということです!
自費在宅ケア実証企画
そこで、アウケアは社会福祉法人とのタイアップで自費在宅ケアの実証企画を始めました。 以下の三つの特徴によって、一人で利用者の自宅を訪問することに不安を感じる方でも参加しやすい企画になっています。
①実証期間の訪問にはスタッフが必ず同行 ②自分が働きやすい条件(ケア内容、日程、エリア)で勤務可 ③時給1,800円からスタート
平日夜にオンライン説明会を開催中です。 アウケアスタッフと一対一で、働き方の不安や疑問点をお話しいただける場です。 少しでもご関心のある方は、気軽にご参加ください!