■働く環境から見ると介護事業の種類は3つ
過去に「介護事業所の数がコンビニの4倍以上!」という記事を紹介しました。
今日は、働く環境という視点から見て、どういった種類の事業があるのか、単純化してご紹介します。
- 対象となる利用者の方が、生活基盤が家にあるのか、ないのか(横軸)
- その人への介護を、家で提供するのか、施設側でするのか(縦軸)
で、3つの種類に分けられます。
訪問介護は、いわゆる「ホームヘルパー」でイメージされるもので、家に行って、その人の介護をする仕事です。
通所介護はデイサービス、といえば聞いたことがあるかもしれません。
名前の通り、「通う所で介護」を受けるということになります。家で生活しながら、日中にデイサービスを提供する施設(事業所)に通って、日中を過ごし、また家に帰ってくる、というものです。
皆さんの家の近くにもきっとあるはずです。
ワゴン車から高齢者の方が降りてきて、施設(というほど施設っぽくないところも多いですが)に入っていくのを、見たことがある方もいるかもしれません。
施設介護は、一定期間以上、その施設に入居して、そこを生活基盤にしていくというものになります。
■夜勤、資格、土日勤務、3つの有無が働く環境の選択に影響
では働く環境としては、どうでしょうか。大きな違いとしては、3つあります。
- 夜勤が有るのか/無いのか。
- 資格が必要なのか/そうではないのか。
- 土日勤務が必要なのか/必要では無いのか。
夜勤があると、生活リズムへの影響というのは、誰しがイメージがつくと思います。
あとは、夜勤手当の有無が大きいです。夜勤のある/なしで、給与は一定以上、変わりますよね!
お子さんがいて、まだ小さいので夜勤はできない・・・というのは、夜勤ができない大きな1つの要因になることを耳にします。
資格の取得については、そのままです。
前の記事の通り、資格なしでも基本的には始められる仕事ですが、最初から資格が無いと出来ない所もあります。
土日勤務も、生活リズムへの影響しますね。
こちらも例えば、お子さんがいて、土日は学校休みなので、見なければいけない、というケースはありますね。
これらの違いを単純化すると以下の様なイメージになります。
もちろん、そうは言いながらも、施設系でも、夜勤なしでも正社員になれたり、土日勤務はしなくてもOKだったり、など、違いもありますので、あくまで単純化したイメージとして、ご覧いただければと思います。
お伝えしたかったのは、同じ介護と一口に言っても全く違う仕事スタイルになることです。
目指したい生活リズムや得たい給与などに沿って、選択していく必要がありますよね!
また当然、種類によって、介護の仕方などにも違いが出ますが、それはまたの機会に。
もちろん同じ種類の中でも、いくつかの種類が混ざっていて、違いもあるので、それと合わせて、今後、少しずつご紹介していきます。
今日はこれでおしまいです。