さまざまな現場でご活躍される多種多様な介護職の方に、ただひたすらインタビューしていく「カイゴ録」。 今回、第4弾としてインタビューさせていただくのは、I さんです✨

I さんのプロフィール

Iさん

I さん
関西で施設に勤務後、引越しを機に関東の事業所に就職中

自己紹介

けあ子

けあ子

まず、いまの現場にきた経緯を教えてください⭐️

Iさん

I さん

家庭の事情で転職しようとハローワークに行った際に、ハローワーク主催のイベントのチラシがあり、それにKさんが掲載されていました。以前からKさんのことはブログで知っていたので、お話を聞いてみたいなと思っていました。

けあ子

けあ子
Kさん?

Iさん

I さん
はい、「介護の専門性」についてブログを書いている、あのKさんです。

けあ子

けあ子
ああ、アウケアにも記事を寄稿してくださっている、あのKさんですね!

Iさん

I さん
そうですそうです。介護の専門性については、自分も悩んだ時期があり、ネットで検索したらたまたまKさんのブログがヒットしたんです。で、みんな好き好きに専門性について持論を繰り広げているなか、Kさんは歴史からひもといて、「職能団体の力を強めるべきだ」という実践的な結論にまでたどりついておられたので、これは今までにない主張だ!こんなことを考えてる介護職がいるんだ!と大いに刺激を受けました。

けあ子

けあ子
そうなんですね😄

Iさん

I さん
はい。そして、そのハローワーク主催のイベントでKさんに実際に会いに行き、そのままKさんの事業所に就職してしまいました👀

けあ子

けあ子
そうなんですか!✨

Iさん

I さん
いろいろ情報収集する前にKさんに会ってしまったので、勢いでそこに決めてしまったのです笑

けあ子

けあ子
なるほど〜!👀 ちなみに、専門性について悩むようになったきっかけは何だったんでしょうか?

Iさん

I さん
入職してみたら、予想外に介護の仕事が楽しかったんです。それで、こんなに魅力のある職業だということを広く知ってもらうにはどうしたらいいのか?どうやって介護職の地位を上げたらよいのだろうか?と考えるところから始まり、そもそも介護職ってなんだ?介護の『専門性』って?と… 「介護の現場の人手が不足している、こんなに困ってるおばあちゃんたちがいるのに。その人たちを救うためには人手を増やすしかない、増やすにはどうしたらいいのか」という問題意識も先だってありました。

介護の専門性

けあ子

けあ子
そうだったんですね!なるほど✨現場の魅力を知ることができたとのことですが、それは当時はどんな風に捉えていましたか?👀

Iさん

I さん
現場に入る前、もともと介護の現場の印象はよくなかったのですけど、実際働いてみると楽しい!という感じでした。

けあ子

けあ子
なるほど😄

Iさん

I さん
自分の考え方や対応の仕方で利用者の生活ががらっと変わるので、そういう様子を見ることにやりがいを感じました。

けあ子

けあ子
それは面白い視点ですね✨

Iさん

I さん
あとは利用者のみなさんの人生を知ることも。こんな人生があるんだ、と生きることの奥深さを教えてもらった日々でした。それから、チームワークがうまく発揮できて、穏やかに日勤や夜勤を全うできた日の爽快感も格別でした!

けあ子

けあ子
なるほど〜。そんな中、現場の専門性について考えるようになったのですね。「専門性とは?」の答えは見つかったのでしょうか?⭐️

Iさん

I さん
まだあまりはっきりとはしないのですが、「利用者の代弁機能」が核にあるのではないかと思っています。利用者は、認知症や終末期などで想いの表出が難しいことがあるわけですけど、そんなとき、その方の一番近くで、一番長い時間寄り添っている介護職の役割が最も発揮されるのではないかと。今日食べたいものから、心に秘められた願いまで、その方の想いを掘り起こして、チームに伝え、実現する。それを通して人生を最期まで生き抜く支援をする。これが介護職の専門性の芯の部分なのだと考えています。

I さんの「カイゴ録」、前編はここまでです。 後編は、I さんがいま関心を持っているテーマやこだわりについて、インタビューしていきます✨

次回予告