2月16日に実施したコラボオンライン質問会(駒場苑・坂野施設長 x はちす苑・麻生施設長 )の様子を、複数回に分けてレポートします。
(前回のレポート#4「レクリエーションにどう対応しているのか?」はこちらからご覧ください。)
今回は ①「新人教育で欠かさず行っていることは?」 ②「現場から意見の汲み取りと、施設の方針の伝え方の両面で、工夫や課題はあるか?」 の二つの質問に答えました。
以下がやりとりの内容ですが、雰囲気を知りたい方は、是非動画の該当箇所をご覧ください。 動画はこちらからご覧になれます。
〜動画43:35〜
①「新人教育で欠かさず行っていることは?」
麻生(はちす苑):
「基本ケアルールブック」に則って方針を伝えています。
また、 メンター制度を設けており、メンター職員が基本的な施設の方針や目指すところを教えています。 新人職員には悩み事もあると思うので、まず話しやすい立場のメンターに相談してもらうという方針です。
注)「基本ケアルールブック」 :はちす苑の「8つの誓い」を実践するための具体的なルールをまとめた冊子。
坂野(駒場苑):
駒場苑では(新人教育は)組み立て段階の課題です。
まず、採用の段階で大事な「7つのゼロ」の方針を伝えた上で、共感・体験していただいた上で入ってもらい、後でフォローアップをしています。
また、駒場苑は外部での発信を多く行っているので、それらを見て事前に情報を得てくる方々が多いのはメリットですね。
②「現場から意見の汲み取りと、施設の方針の伝え方の両面で、工夫や課題はありますか?」
坂野:
職員さんの意見は、主任やフロアリーダーを通じて吸い上げるという形です。 主任さんとは毎月会議して、私の判断が必要なものについて聞いています。
施設長側からは、messengerや日報を通じて、私が伝えたいこと、ビジョン、今やっていることを頻繁に発信しています。 職員さんとのコミュニケーションが不足していることが課題だったのですが、それを補う形で、みんなが見てくれる所にメッセージを残しています。
文面だけだとどうしても誤解が生じることがあるので、どう正確にコミュニケーションをとるかが課題ですね。
麻生:
職員90人以上の大規模なので、一人一人と会うのは難しいため、施設側は文章中心の発信をしています。
坂野さんが仰ったように誤解が生まれることがあるので、会議で課長や主任から直接説明をお願いしています。 施設長が会議に顔を出して意見を聞く時もあります。
編集部: 両施設とも、 ・職員の意見:会議での主任等からの吸い上げが中心 ・施設側の方針:テキスト中心の発信 ・課題:どう直接的に職員と接点を持つか ということですね。
〜動画53:40まで〜
レポート#6「入浴介助の方法は?」はこちらからご覧ください。