■中途で銀木犀に。初日から「介護」という感じがしなかった

編集部:今日は宜しくお願い致します! 小林 :宜しくお願い致します。

編集部:まずは銀木犀に入社した経緯を教えてください。 小林 :はい。薬園台の事業所にて、6〜7年前に介護職として就職しました。大学の非常勤講師だったのですが、手に職をつけようと思ったのが、その理由です。母に「介護職が向いているのでは?」と言われて、特に銀木犀だから、という感じではなく、応募しました。

編集部:そうだったんですね!最初の印象は覚えていますか? 小林 :はい。入ってみた感じ、全く介護という感じではなかったですね。その時は、鎌ヶ谷の事業所にいったのですが、ドラムサークルがきていて、初日に太鼓を一緒に叩きました(笑)。

編集部:なるほど(笑)。特に介護職に対する不安な点とかはなかったのですか? 小林 :初日からこんな感じだったので、最初から抵抗はなかったですね(笑)

編集部:よくわかりました。銀木犀<市川>には今年の4月から着任と伺いました。銀木犀<市川>の印象としては、当初どうでしたでしょうか? 小林 :そうですね・・「やや人員が不足気味で、やや画一的な対応が見られる」という印象を感じました。そこを変えて行こうということで、訪問介護の管理者として赴任したというところもあります。

■画一性をなくす、理想の実現に向けて

編集部:それは意外ですね。実際、どんな感じだったのでしょうか? 小林 :例えば銀木犀では食事の時間を長く取っていて、時間内ならいつきて食べてもよいことになっているのですが、自分が来た頃の市川では、食事の開始時間に、食堂にほとんどの入居者の方が揃っていたんですよね。職員も「この時間までに誘導しなければ」的になっていました。「自分たちの好きな時間に来て食べる」というのが、銀木犀のコンセプトだったのですが・・・

編集部:なるほど。そうだったのですね。その要因は、どのあたりにあると感じましたか? 小林 :そうですね・・やはり職員の考え方でしょうか。ご入居者さんのことを想っているのですが、支援し過ぎてしまっていたり・・。本人がもっとできるのでは?ということを、何でここまでやるんだろうか、という面も垣間見えていました。

編集部:そうでしたか・・!そこに対して、小林さんはどのように取り組まれましたか? 小林 :まずはもう1人のサービス提供責任者と当時の所長と話して「食堂は、ばらばらに来ても良い」と、改めてみんなに伝えていくことにしました。「配膳下膳がご自身で出来る方には行ってもらい、出来ない方はこちらでサポートするようにしよう」と伝えました。。食堂は、職員・入居者みんなの目につきやすい場所だったので、そこから着手しました。

編集部:なるほど。それを発信した反応はどんな感じでしたか? 小林 :職員からはどうしても「前の方が良い」という声も聞こえました。もちろんそこは、急には変わらないので、根気よくやっていくしかない、と思いました。まずは楽しくやっていくのが大事です。会議でもどうしてもマイナスなテーマに関する議論が多くなりがちでしたが、いまは「楽しかったこと」も話していこうと伝えていっています。

編集部:よくわかりました。他にはどういった取り組みをされましたか? 小林 :ご自分で配膳をしてもらうなど、本人の自主性を尊重したケアができるように、職員体制をしっかり組んでいます。ですが、理想に対しては、まだまだの状況はありますね。人出が必要になってきます。介護福祉士の数も必要です。

編集部:ありがとうございます。その辺りを今後解消していきたいということですね。実際、先ほどの着手を始めて、今に至るまでの中で、どのような変化がありましたか? 小林 :食堂で、自分で食事を取りに来てくれる入居者の方は、増えてきた感じではあります。もちろん前は職員が食事を配膳していたので、利用者の方も「私はいかないわ」的になってしまう面も残っていますが。「動けるでしょう。では行ってください」ではこちらの理想を押し付けていることになってしまうので、少しずつ声をかけています。

■入居者と一緒に生活をしていく良さを感じて欲しい

編集部:そうですよね。理想に向けてはまだ道半ば、という理解をしました・・・!そんな現場の中で、こういった方に来て欲しいというのはありますか? 小林 :訪問介護のサービスを丁寧にやってくれる人ですね。速さ重視ではなく、ゆっくりと丁寧に、です。仕事が速い人が、そういった丁寧な人を下に見てしまうことがないようにすることは、大事です。なんでもテキパキと速すぎる人には、ご入居者さんも声をかけづらくなってしまう面もあると思っています。

編集部:なるほど。 小林 :その点から考えると、経験、未経験とかは関係ないですね。もちろん経験者の方で、例えば特別養護老人ホームで仕事をバリバリこなしていたような人でも、ただ速いのではなく、丁寧にやっている人にもちゃんとフォローできる人などは、とても良いですね!!

編集部:ありがとうございます。今の課題から、欲しい人材のイメージまで一貫していて、理解ができました。最後に、そういった方にとっての銀木犀市川事業所で働く良さはどんなところがあるか、教えてください。 小林 :銀木犀だから特別な仕事をしている、ということはありません。あくまでもご入居者さんの暮らしのケアをする仕事です。「ご入居者さんと一緒に過ごしていける」という、それ自体が良さです。そして、先ほどの通り、理想に対してはまだまだの状況です。でも理想が明確で、理想は追い続けるものだと思っていますので、そこを目標に取り組んで行けること自体が、働く人にとっての魅力になると思っています。

編集部:率直に現状を伺えてよかったです。ありがとうございました! 小林 :ありがとうございました!