■大脇施設長の熱意に押され入社

編集部:本日はよろしくお願いします!まずはお名前を伺えますか? 設楽 :施設を楽しく、皆様の健康を、一番に考える設楽健一といいます!

編集部:一発で覚えるインパクトのある自己紹介ですね!(笑) 設楽 :よく言われます(笑)。ありがとうございます。

編集部:こちらこそありがとうございます。・・・では(笑)、どういう経緯でとらいふ武蔵野で働くことになったのか、教えていただけますか? 設楽 :はい、20才の頃からかれこれ20年以上介護に携わってきて、従来型の施設や相談員、新型特養の立ち上げも経験し、一介護職員から施設長まで、社会福祉法人に関わるほとんどの役職は一通り経験しました。そこで、一度やり切ったという満足感があったんですね。

編集部:はい。 設楽 :私は埼玉に住んでいるのですが、よく吉祥寺に遊びに来ていて、建設中からここは施設だろうと目をつけていました。趣味が施設見学なんですよ(笑)。なので、オープン前に見学にはきていました。

編集部:そうなんですね! 設楽 :ですが、新設立ち上げの大変さは十分わかっており、土台ができたあとに一ケアワーカーとして働きたい、という思いがあったので、オープンして一年後に入職しました。実は他の施設ととても迷っていたのですが、施設長から「少しでも足を運んでもらえないか」などと毎週のように電話がかかってきており、その熱意に押されてとらいふ武蔵野への入職を決めました。

編集部:なるほど〜!


■教育・評価・人事考課をしっかり作る

編集部:入った当初の印象はいかがでしたか? 設楽 :わかっていたつもりでしたが、それでも想像とは違いました(笑)。事前に伺っていた話では、もっと人員が豊富だと思っていたのですが、システムが何もなかったんですね。まだまだ途上でした。ただ、新規オープニングの施設は5年は落ち着かないので、こんなものかなとも思ってはいました。

編集部:そうだったんですね… そんなGAPを感じながら、経験豊富な設楽さんが今後、こういう風に施設を作っていきたいという理想はあるのですか? 設楽 :そもそもケアのベースとなるもの、基本となるものがまだここにはないんですね。だから、いろんな部分の基準・スタンダードをまず作るべきだと思っています。これがあれば、ここからずれてる、ここが足りない、と言えるので、指導もしやすいんですね。職員の適切な評価にも繋がっていくと思っていますし、そこを私はやっていきたいんです。

編集部:なるほど!職員の適切な評価、というのも大切ですね。 設楽 :そうですね。職員をやめさせないための教育・評価・人事考課、これが大切だと思っています。

編集部:素晴らしいですね。 設楽さんは、どういう職員にとらいふにきてほしいとお考えですか? 設楽 :一番は、想いのある職員ですね。その人たちと一緒になって、武蔵野市で福祉人を育てていきたいんです。そもそも、福祉をビジネスとして捉えて、ちゃんと稼げて、死ぬまで働ける一つの職種として、もっと地位が上がってほしいと思っていて。

編集部:はい。 設楽 :やっぱり医師会や看護師会と比べると介護福祉士会の地位や立場って低いんですよね。福祉業界って、これからお年寄りの人口比率的には増えていくので、もうちょっといろんな地域の方や行政なんかも巻き込んで、伸びる産業であることのアピールもしていきたいです。

編集部:なるほど! 設楽 :だから、想いのある人が入ってくれれば、いくらでも指導したいし、これからの福祉業界のビジョンについても、いくらでも伝えます。そうやって、場所に関係なく福祉に携わってくれるような、福祉人を育てていきたいんです。

編集部:おお…! 設楽 :面談の様な形であっても、具体的な話を聞きたければ、いくらでも話します。現場の他のリーダー層だって巻き込みますよ。そのほうが、こういう人についていくんだ、こういう人と仕事するんだ、というのもわかりやすいじゃないですか。

編集部:確かにそうですね。 設楽 :だから、まずは敷居をまたいでみてほしいですね。実際に会って話してみて、現場の熱量を感じてもらえたら嬉しいです。これで職員が増えて、できることが増えていけば、これから本当に面白いと思いますよ。

編集部:そのメッセージ、とても響いていると思います。ありがとうございました!