さまざまな現場でご活躍される多種多様な介護職の方に、ただひたすらインタビューしていく「カイゴ録」🎙 今日も、前回に引き続き、秋月さんにご登場いただきます✨

効率重視の介護から、利用者さん中心の介護に変えようと動き出した秋月さん。周囲の批判とどのように向き合っていったのでしょうか? さっそくお話を伺っていきましょう⭐️


秋月さんのプロフィール

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秋月さん

12年間、特別養護老人ホームにて介護福祉士やケアマネージャーとして勤務。その後整体の道を志し、現在は整体院を経営中。

プロフィール

■今のままで良いのか?意識を変えた研修との出会い


けあ子

けあ子

前回、効率重視の施設を変えようとしたものの、周りのスタッフと揉めたり批判されたりしたと伺いました。そういう状況で、どうやって周りの人たちの賛同を得ていったんでしょうか?👀

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秋月さん

そうですね。看護師さんなど他職種の人とは意見が合わないこともあって苦労したんですが、同じ介護職の仲間たちは賛同してくれることも多かったんです。それと、当時の施設長が現状を変えていくことに協力的で、それも大きかったですね。僕のいろんな提案に耳を貸してくれて、乗り気で対応してくれて。施設長が看護師の人たちと話してくれることもありました。

けあ子

けあ子
おお、そうなんですね✨施設長が理解を示してくれるかどうかって、とっても重要ですよね☺

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秋月さん
本当にそう思います。それと、積極的に新たな知識や技術を身につけたことも大きかったと思います。

Sさん(カイゴ録vol.3のSさん)も、研修でガラッと変わったんですよ。Sさんも僕と同じく、「今とは違う、別の方法がある」ということを知らなかっただけなんですよね。現状に疑問を感じてはいるものの、知識や技術がないからそのまま放置せざるを得ない、という人はけっこう多いと思います。

けあ子

けあ子
なるほど…

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秋月さん
それと、他施設の人との交流や、勉強会の機会が多かったのも良かったんじゃないかと思います。自分ひとりだったら、たぶん心が折れてましたね(笑)同僚に話しても理解してもらえないこともあったので、他の事業所の人たちや研修で出会った仲間がけっこう支えになってくれました。それまでは、外部の人たちとの交流ってかなり少なかったんですけど、研修に行くようになって、自分と同じように悩んでいる人たちがたくさんいることを知りました。「うちはマシなほうかも」なんて思うこともありましたよ。外部の人とのネットワークって本当に大事だと思います。

外部の人

けあ子

けあ子
情報交換や、共感し合える仲間がいると、とっても心強いですよね☺

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秋月さん
ほんと、そう思います。それと、僕は運に恵まれていた部分も大きいかもしれません。当時、ちょうど副主任から主任になった頃で、すでにある程度の影響力がある状態だったんです。そのタイミングで良い情報や研修に出会えたのが良かったと思います。僕は、もともと何かあれば率先して動いていたし、常に問題意識を持って改善に取り組んでいたので、周りからの信頼も、ある程度ありました。だから状況を変えやすかったんだと思います。

けあ子

けあ子
日々の業務に追われていると、そんな風に動くのはなかなか難しいですよね。日頃から率先して行動していたからこそ、周りからの信頼も得られていたんでしょうね☺

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秋月さん
毎日忙しくて業務に追われながらでしたけど、今の状況をより良くするにはどうすればいいのか?利用者さんにもっと喜んでもらうには何ができるのか?と常に考えていたのが良かったのかもしれませんね。

秋月さんの「カイゴ録」、いかがでしたか?中編はここまでです。 次回の後編では、秋月さんが今どんな風に働いているかに焦点を当ててお話を伺っていきますね!お楽しみに✨

次回予告